WWE(ティッカー:WWE)
どうもこんにちは。決算書マンです。
年末は格闘技の季節らしいですね。(私は紅白派です。)
ということで年末に関連があるのかないのかよくわかりませんが格闘技つながりで、今回はアメリカのプロレス団体にして上場企業であるWWE(ティッカー:WWE)を取り上げます。
ちなみに正式名称は「ワールド・レスリング・エンターテインメント」らしいです。
では見ていきましょう。
売上高
※単位:千ドル
売上高は順調に伸びていっています。
プロレスって確かに観ると面白いけど、伸びているとは知りませんでした。
営業利益
※単位:千ドル
営業利益は2015年から増加傾向です。
ちゃんと利益も出ている。
純利益
※単位:千ドル
ただ純利益はなんとなく横ばいムードです。
売上高&営業利益&純利益
※単位:千ドル
全体的には成長傾向に見えます。
在庫回転日数
※単位:日
在庫の回転は遅くなっているようです。
売上高&在庫回転日数
※左軸:売上高(千ドル) 右軸:在庫回転日数(日)
売上の増加に追随して在庫回転日数も増加しています。
つまりは売上は挙がるには挙がるけれども、効率化はされていないといった感じです。
手元流動性はそれなりにあるようです。
自己資本比率は徐々に減っています。
中の下くらいなイメージ。
利益効率は2013年から比べると上がっていますが、ここ直近3年間はだいたい横ばいな感じです。
営業CF
※単位:千ドル
2013年~2014年は純利益は赤字でしたが、営業CFはプラスを維持しています。
経営は割と堅実そう。
実質投資CF(設備投資の売買+子会社の売買)
※単位:千ドル
年によってバラツキがあってよくわからない。
実質FCF
※単位:千ドル
自由資金は確保出来ているようです。
とはいうものの一番多い年でも約70億円くらい。
設備投資比率
2013年に謎の巨額の設備投資をしています。
他の年はバラバラで一貫性がありませんが、それなりにかかることはわかります。
まとめると、
・全体的には成長傾向
・利益効率は上がっていない
・財務基盤は普通(というかそこまで問題はない、といった感じ)
・経営は割と堅実
・設備投資費はそれなりにかかる
ということになります。
「プロレス」と聞くだけでなぜか「不安定」というイメージが湧いてきますが(私だけか?)、その実は意外と堅実に経営されている普通の会社でした。