ニトリホールディングス(銘柄コード:9843)の決算書
どうもこんにちは。決算書マンです。
ニトリホールディングス(銘柄コード:9843)を取り上げたいと思います。
それでは見てみましょう。
★売上高
※単位:百万円
売上高は順調に伸びています。
★営業利益
※単位:百万円
営業利益もまた然り。
★純利益
※単位:百万円
純利益もまたまた然り。
★売上高&営業利益&純利益
※単位:百万円
グングンと成長していっているようです。
★在庫回転日数
※単位:日
在庫の回転はそこまで変わっていません。
★売上高&在庫回転日数
※左軸:売上高(百万円) 右軸:在庫回転日数(日)
在庫回転日数はそこそこに売上を伸ばしています。
商売は好調のようです。
★流動比率
手元流動性は普通。
小売り企業にしては自己資本比率がかなり高いです。
というか普通に自己資本比率は高い。
財務基盤は強固なようです。
利益効率を維持しながら成長しているようです。
そしてROA=10%台は立派の一言。
★営業CF
※単位:百万円
営業CFも問題なし。
★実質投資CF(設備投資の売買+子会社の売買)
※単位:百万円
投資は割と積極的に行っていますが、いずれの年度も営業CFの内々に収めています。
★設備投資比率
そして設備投資費はけっこうかかっているようです。
事業効率は良くない。
★株価の推移
※単位:円
※年度末決算発表時の株価を記載
株価は2018年までグングン伸びています。
★純利益の推移+来期予想
※単位:百万円
※来期予想は会社予想の数値
そして来期予想も増益です。
成長が相変わらず続くようです。
★PERの推移
※来期予想のPERは、株価=14,140円で計算
※年度末決算発表時のPERを記載
現在のバリュエーションは適正水準くらいのようです。
★株価とPERの推移
※左軸:株価 右軸:PER
※両方とも年度末決算時のものを記載
★EV/EBITDA倍率の推移
※来期予想のEV/EBITDA倍率は、株価=14,140円で計算
※年度末決算発表時のEV/EBITDA倍率を記載
※一般的なEV/EBITDA倍率の適正水準は「8~10倍」(それ以下だと割安、それ以上だと割高と見做される)
※EV/EBITDA倍率を使う目的は「国や業態によって税率や減価償却費の水準が違う企業を比較するため」で、EBITDAは実際の利益を示したものではないですが、「いろんな要素を平準化して比較できる」という点では割と役に立ちます。
EV/EBITDA倍率でも現在のバリュエーションは適正水準くらいのようです。
★株価とEV/EBITDA倍率の推移
※左軸:株価 右軸:EV/EBITDA倍率
※両方とも年度末決算時のものを記載
★営業利益 予想値と実績値の比較
※単位:百万円
※予想値は第二四半期時点での数値
会社予想の営業利益はけっこう信用できそうです。
★純利益 予想値と実績値の比較
※単位:百万円
※予想値は第二四半期時点での数値
純利益もまた然り。
まとめると、
・業績は順調に伸びている
・利益効率を維持しながら成長できている
・経営は堅実
・設備投資費はけっこうかかる
・現在のバリュエーションは適正水準くらい
ということになります。
数年前に調べた時も「日本屈指の超優良企業」でしたが、それは今も変わっていないようです。
前に何かの雑誌で似鳥会長のインタビューが載っていて、「私は為替の予想が当たる」という旨のことを言っていた時には「大丈夫か?」と思いましたが、相変わらず何も文句が言えない超優良企業ぶりです。
個人的にはベッドバス&ビヨンドを買収してほしいと思っています。
そうすれば世界最強クラスの家具小売り企業が誕生する気がします。