ビザ(ティッカー:V)
どうもこんにちは。決算書マンです。
今回はビザカードでお馴染みのビザ (ティッカー:V)を取り上げます。
では見ていきましょう。
売上高
※単位:百万ドル
売上高は順調に伸びていっています。
営業利益
※単位:百万ドル
営業利益も順調に伸びていっています。
純利益
※単位:百万ドル
売上高・営業利益の伸びに比べて純利益は2017年までは平行線をたどっています。
しかし2018年にジャンプアップ。何が起こった?
売上高&営業利益&純利益
※単位:百万ドル
全体的にはグングンと成長しているようです。
在庫回転日数 と 売上高&在庫回転日数
ビザは在庫を持っていない&売上原価がかからないので、在庫回転日数はありません。
つまり、無から有を生み出しているということになります。なんだそりゃ。
手元流動性はフツーのようです。
自己資本比率は直近3年間では一定ですが、一時期から見ると下がっています。
水準としてはとりあえずフツーではあるけれども。
2018年に純利益が急増した影響でROEが高まっていますが、ROAはそこまで変わっていません。
利益効率を保ちながら成長しているといった感じです。
営業CF
※単位:百万ドル
経営は割と堅実なようです。
実質投資CF(設備投資の売買+子会社の売買)
※単位:百万ドル
2016年にはお金をけっこう使ったようですが、他の年はビックリするくらいお金を使っていません。
実質FCF
※単位:百万ドル
2016年はお金を使ったので仕方ないとして、他の年はキッチリと自由資金をキープ出来ているようです。
設備投資比率
毎年の設備投資に全然お金がかかっていないことがわかります。
これは異常なレベルです。
まとめると、
・会社は利益効率を保ちながら順調に成長している
・財務基盤は普通
・「在庫ゼロ・原価ゼロ・設備投資費全然いらない」という異常なまでに効率性が高いビジネスを展開している
ということになります。
バリュエーションは何とも言えないかもしれませんが、ちょっとこの会社の業績は今後も要チェックかもしれません。