コストコ・ホールセール(ティッカー:COST)
どうもこんにちは。決算書マンです。
私は名古屋に住んでいるんですが、なんだか近々コストコが名古屋にもオープンするらしいです。
ということで今回はアメリカ市場に上場しているコストコ・ホールセール(ティッカー:COST)を取り上げます。
ティッカーが「COST」というのは「名は体を表す」感じですね。
では見てみましょう。
売上高
※単位:百万ドル
売上高は順調に伸びていっています。
営業利益
※単位:百万ドル
営業利益も順調に伸びていっています。
純利益
※単位:百万ドル
純利益は2016年に一度少し落ち込みましたが、その後持ち直して伸びていっています。
売上高&営業利益&純利益
※単位:百万ドル
全体としては売上も利益も順調に伸びていっているようです。
気持ち良いくらい完全なる成長企業。
在庫回転日数
※単位:日
売上は伸びていっていますが、在庫回転日数はほとんど変わっていません。
売上高&在庫回転日数
※左軸:売上高(百万ドル) 右軸:在庫回転日数(日)
売上が増えても相変わらず在庫管理は上手く保てている、ということになっています。
手元の流動性はギリギリのバランスを保っているようです。
自己資本比率は普通。
利益効率は年々良くなっているようです。
営業CF
※単位:百万ドル
営業CFも着実に稼げているようです。
見かけ倒しではない。
実質投資CF(設備投資+企業買収)
※単位:百万ドル
投資CFは なんとなく一定に保っているようです。
実質FCF
※単位:百万ドル
そして自由資金も毎年コンスタントに残せているようです。
設備投資比率
設備投資にはけっこうお金がかかっているようです。
「小売り」という業態上、ある程度は仕方がないことなのか。
まとめると、
・業績は順調に伸びていっている
・利益効率も年々良くなっている
・質量ともに成長企業
・財務基盤は普通
・設備投資にはそれなりにお金がかかる
ということになります。
うーん、全体的に見て「グレート企業」な印象です。素晴らしい。
なぜにこんなに競争優位性が保てるのか、そして今後もこの競争優位性を保てるのかの根拠らしいものが見つかったら是非投資したいです。(あとは価格が安ければ)