マスターカード(ティッカー:MA)
どうもこんにちは。決算書マンです。
今回はマスターカード(ティッカー:MA)を取り上げます。
「同じクレジットカードだったらマスターカードよりもビザの方が使えるお店が多いから、マスターカードを得てして選ぶ理由はあるのか? 」という個人的な疑問を抱えています。
売上高
※単位:百万ドル
売上高は順調に伸びています。
営業利益
※単位:百万ドル
営業利益も割と順調に伸びています。
純利益
※単位:百万ドル
純利益もまた然り。
こちらは2017年には少し落ち込んでいます。
売上高&営業利益&純利益
※単位:百万ドル
全体的には成長傾向にあるようです。
在庫回転日数 と 売上高&在庫回転日数
この会社は「原価率ゼロ」「在庫ナシ」のビジネスモデルなので上記2指標は今回は省略します。
流動比率はフツーな感じです。
自己資本比率は段々下がっていっています。
おそらく株主還元をしまくっているのでは?
自己資本比率の低下&純利益の増加によってROEがグングン伸びていっています。
ROAは低下傾向に見えますが、そこまでドラスティックな変化はしていないようです。
つまりは概ね利益効率は維持出来ている印象です。
営業CF
※単位:百万ドル
営業CFと純利益はあまり乖離がないようです。
実質投資CF(設備投資の売買+子会社の売買)
※単位:百万ドル
全然お金を使っていないようです。
実質FCF
※単位:百万ドル
毎年コンスタントに一定の自由資金を残せているようです。
設備投資比率
やはり設備投資に全然お金を使っていないようです。
非常に効率的なビジネス。
まとめると、
・会社は成長傾向(利益効率は一定に保てている)
・財務基盤はビミョウ
・「原価ゼロ」「在庫ナシ」「設備投資費全然いらない」という超効率的なビジネス
ということになります。
ROEとROAの水準を以前に取り上げたビザと比較してみると、マスターカードの方がお金を稼ぐのが上手いようです。
この会社はこれからもチェックしていこうと思います。